SD研修会『「社会に支持される大学」であり続けるために』を開催しました(2016-12-08 吉武博通先生)

日本赤十字秋田看護大学/短期大学 2016年度第9回FD・SD研修会

【テーマ】
「社会に支持される大学」であり続けるために
~自律と協働による新たな大学運営を目指して~

 2016年度第9回FD・SD研修会を、12月8日(木)16:00~18:00に開催しました。今回はリクルート『カレッジマネジメント』誌への連載で大学関係者に広く知られる、筑波大学 ビジネスサイエンス系 教授の吉武博通先生をお迎えして、「社会に支持される大学」であり続けるために~自律と協働による新たな大学運営を目指して~と題したご講演をいただきました。研修の参加者は、看護大学教員30名、短期大学教員6名、事務職員10名、他大学教職員6名、合計52名でした。

 はじめにFD・SD委員会委員長の南部直気参事より、この研修会の開催目的と意義と目的が説明されました。本研修では、大学改革の中核となるガバナンス改革を含むSD(スタッフ・デベロップメント)やIR(Institutional Research)等の高等教育政策を体系的に捉え、大学が今後さらに「社会に支持され続ける大学」となるために、これから自学はどこを目指すのか、実践的な取組みを通して共有される課題を具体的に捉え、そのために何を優先するのかを、フロアの参加者とともに考えることを目指しました。

吉武博通先生  研修参加者からは「大学運営という視点で考えることができるようになった。」「自分が仕事をこれからしていくにあたり、意識すべき姿勢が具体的にイメージできた。」「実際にアクションを起こすきっかけになった。」「民間と大学を双方に経験した実体験に基づいた、力を抜いた基本的な話で理解しやすく同調しやすい部分が多かった。」「本学が全体として危機意識が欠如しているのは、本学が置かれている現状が“見える化”されていないからではないか。 」「組織の見える化、先を見通す力が必要だということ、危機感を持つことが大事だと感じた。」「内容はもちろんすばらしかったが、先生の説得のしかた講座は特に参考になった。」「吉武先生のお話で元気が出た。見える化が足りないことは前から気がついていたが再認識した。」など、たいへん前向きになれたとの感想が多く聞かれました。