本学教職課程の研修会を開催しました(2020.6.15)

6月15日(月)FD研修会

 6月15日午後4時半から、秋田県立大学総合科学教育研究センター教授・学長特別補佐の高橋秀晴先生をお迎えして、「好機到来!か?―教職課程の前途やいかにー」と題したFD・SD研修会を開催しました。

 本学では2018年度から教職課程のカリキュラムを新設し、看護師を目指す学修と併せて養護教諭1種免許状の取得を目指して学んでいた学生が、この3月の学内選考に13人(うち県外出身2人)が合格し、晴れて教職課程の第一期生となりました。

 おりしも、研修会の翌週から初めての小学校、中学校各2週間、計4週間の教育実習に臨む予定であり、そうした状況の中で本学における教職課程の持つ意義や今後のあり方等について、貴重な示唆をいただくことができたことはまさに時宜を得たものだったと思います。高橋先生は、公立中学校・高等学校の教育現場を経験された後、秋田工業高等専門学校を経て秋田県立大学で教鞭をとっておられます。その傍ら秋田県の総合政策審議会や審査委員会委員などの豊富なご経験から、本学の教職課程の今後の取り組み、及び大学教職員のバックアップ体制の重要性について、秋田県立大学における事例紹介を基にご提言がありました。

 本学は秋田県で唯一の養護教諭養成課程を持つ大学という存在であり、まずは教員採用試験に一人でも合格させて社会に送り出すことが期待されており、そのためにも教職課程の一期生、二期生については、とにかく大事に育てる必要があることを強調されていました。

 参加者のアンケートからは、「少子化時代の大学生生き残りについて、現実的なお話を聞けた。」「全学で教職カリキュラムにかかわる姿勢や教職課程一期生・二期生への就職対策が重要だと理解できた」「学生(高校生)に選ばれる大学づくりについて学ぶことが多い研修だった。」「養護教諭を目指せることを大学の強みにする大切さを改めて認識した。」などがありました。中でも「先生の気持ちが伝わってくるお話でとても引き込まれた。パワポ画面がないスタイルの方が話に集中でき、頭の中で考えが膨らみやすいことに気づいた。・・(中略)・・本題の看護の教職課程についてもいろいろと知る機会となったが、そのことの他にも多くの刺激を受け取り、とても意義深い時間であったと感じた。有り難うございました。」という長文の感想は、これまでの研修会ではあまりみられなかったものです。(看護学部 教職課程専門委員会)