「防災ボランティア演習」の実践演習を行いました

東日本大震災から11年目を迎えるのを前に、2月24日に本学体育館において、短期大学介護福祉学科1年生を対象に、全員必修の授業科目「防災ボランティア演習」の実践演習を行いました。

この授業は、実践を通して「防災ボランティア」に関する理解をより深めることを目的に、防災ボランティア活動の意義や役割を踏まえ、災害という特殊な環境において、ボランティアに求められる知識と適切な心構えを身につけ、専門性を発揮できる能力を養うことを、講義と実践演習を交えながら目指していきます。

今回は、全15時間の授業の仕上げとして位置づけられる「災害時の避難所設置と運営」をテーマに、〝避難所支援に必要な技術(テント・炊き出し)〟、〝災害ボランティアセンター運営〟について、体育館全体を使って実際にテントを組み立てたり、コット(簡易ベッド)を使って体験するなど、実践的に学修しました。

「防災ボランティア演習」の実践演習を行いました

自らの被災経験を持ち、各地の災害ボランティアに携わった実践経験から、「アウトドア防災」を提唱して活動を行っている、担当教員の 及川真一 講師は、『防災を学ぶ究極の目的は〝自分の命は自分で守る(自助)〟ということ。人は安全な状況にいるときは気づかないが、危険な状況になって初めて安全の大切さを知る。事前に災害について詳しい知識と理解を持ち、危険な状況に対応できる実践的なスキルを身につけて欲しい。』と話しています。