令和5(2023)年 学長より新年のご挨拶

原玲子学長
  学長  原  玲子

 新年明けましておめでとうございます。

 旧年中は格別の御厚情を賜り、誠にありがとうございました。皆さまの御健康と御多幸を心よりお祈り申し上げます。

 昨年は、ウクライナにおける武力紛争によって当事国の人道危機だけでなく、世界中の社会経済に多くの影響がみられた1年となり、今もなお、出口が見えない状況が続いています。また、新型コロナウイルス感染症は、国内では第8波に見舞われこちらも収束を見通すことができません。今、この瞬間にも世界中で多くの人々が生存の危機と生活の困難に直面しています。混迷を深める社会にあって、改めて赤十字の一員としての自覚と責任を強く持つとともに、各関係分野で懸命なご努力を続けておられる方々には敬意を表します。

 さて、本学においては、コロナ禍にあっても「学生の学びを止めない」ことを念頭におき、オンライン授業の導入等、教育の充実に努めてまいりました。また、昨年、文部科学省「ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業」に選定され、柔軟性ある教育方法の選択と学びの質を担保するためDX機器を活用した人材育成への取り組みを進めております。そのほか、聖霊女子短期大学付属高等学校との高大連携協定の締結や、県からの委託事業として「介護福祉施設における防災リーダー養成研修」を実施するなど、本学の資源をさらに地域社会に還元できるよう努めてまいりました。

 18歳人口の減少やコロナ禍による社会変化、またデジタルを活用したグローバル化、地方創生、リカレント教育、大学間連携など大学を取り巻く環境は年々変化しており、大学間における競争もますます厳しくなる時代ではございますが、本学に入学いただいた学生や保護者の皆さまが「この大学を選んで良かった」と思っていただける学び舎とするために、引き続きより良い学校運営を目指して取り組んでまいります。

 最後になりますが、改めてこの場をお借りして、日頃から本学を御支援いただく皆さまに感謝を申し上げるとともに、現下の厳しい経済情勢ではございますが、本年も引き続き本学の取り組みについて御理解をいただき、皆さまの暖かい御支援を賜りますようお願い申し上げます。

 令和5年1月1日

日本赤十字秋田看護大学 
日本赤十字秋田短期大学 
  学長  原  玲子

儀礼簡略化のお知らせ
日本赤十字秋田看護大学・日本赤十字秋田短期大学では、昨今のSDGsやデジタル化の潮流を踏まえ、令和4年より年賀状の送付を控えさせていただくことといたしました。本学の取り組みに御理解いただき、今後とも変わらぬお付き合いの程よろしくお願い申し上げます。

 

日本赤十字秋田看護大学・日本赤十字秋田短期大学へのご寄付のお願い