本学看護学部教員が日赤救護班とともに被災地へ向け出発(2011.3.16)

 佐々木亮平助教日本赤十字秋田看護大学看護学部の佐々木亮平助教(地域看護学・保健師、35歳)は、日本赤十字社秋田県支部救護班第6班とともに、東北関東大震災の被災地である岩手県陸前高田市に向かうため、本日(2011年3月16日)午前8時過ぎに秋田赤十字病院を出発しました。

 佐々木助教は今後、日本赤十字社救護班が活動拠点としている同市の市立第一中学校体育館を中心に、保健師として保健衛生行政部門における連絡調整業務等の任務にあたる予定です。佐々木助教は2010年4月に本学教員に就任するまで、岩手県大船渡保健所の保健師として陸前高田市に派遣され活動していた経験から、今回、本学から派遣することとなったものであり、これまで新潟中越地震などでも活動しています。

整列日本赤十字社救護班としての出発にあたり秋田赤十字病院前に整列し、宮下正弘院長より訓辞を受ける救護班メンバー。日本赤十字社は、災害救助法により国及び都道府県に対する救助への協力義務が規定され、災害対策基本法により「指定公共機関」として位置付けられています。
日本赤十字社秋田県支部では、震災の災害発生後より救護班を毎日被災地へ送り出しています。1つの救護班の活動期間は3日間で、現在は常に被災地の救護所に2つの救護班が常駐しています。

ブリーフィング 災害発生後ただちに日本赤十字社秋田県支部の救護班を編成して、岩手県陸前高田市の被災地で救護活動にあたった、秋田赤十字病院の藤田救命救急センター長より、被災地の状況についてブリーフィングを受ける救護班第6班メンバー。いちばん手前で本学オリジナルのボランティアベストを着ているのが佐々木助教。