浅利香津代氏を迎えてフォーラムを開催しました(2012/12/18)

国際人道法フォーラム12月18日(火)、平成24年度の国際人道法教育フォーラムが秋田キャッスルホテルを会場に開催され、本学学生、教職員のほか、一般市民の方々など約500人が参加しました。今年のフォーラムには秋田市出身の女優 浅利香津代氏をお招きし「浅利香津代人生を語る~心から心へ絆の糸を~」と題する基調講演をいただいたほか、本学の宮下正弘教授による「救護の魂ここにあり~日航機御巣鷹山墜落事故における救護活動~」と題する講演が行われました。
浅利さんは、ご自身の生い立ちから上京して大学で演劇を専攻していた頃の思いを始め、長い女優人生の中で得た多くの人々との出会いが人生を豊かにしてきたと語り、また社会で生きるための基本的マナーにもふれ、人と人の心の絆の大切さを情熱的に語りかけました。学生からは「人として生きていく上での人との関わりの大切さを知った。」「自分の信念を持ち、強く生きている浅利さんの姿が大きく逞しく見えた。」「周りの人たちに真摯に向き合ってきて姿は素晴らしいと思いました。」「絆という字は心の糸が半分ずつと書く。看護師を目指す学生も半分、患者さんも半分、心の糸をもっています。その糸と糸を繋げる看護を実践していきたいと思いました。」などの感想が寄せられ、参加者は浅利さんのメッセージをしっかりと受け止めていました。また宮下教授の講演には、「私も知らなかった事故ですが、同い年の女性たちが自分の身を犠牲にして目の前の人と向き合う姿に胸が苦しくなった」などの感想が寄せられました。
(赤十字・国際人道法教育活動センター)