秋田県内の大学等が連携・協力することにより、それぞれの教育・活動を活性化するとともにその成果を地域社会に還元し、地域の発展に貢献することを目的として、平成17年3月に「大学コンソーシアムあきた」が設立されました。

その後に秋田県がコンソーシアム事業の構成員から撤退し、各大学からの分担金のみを原資として再構成されたことを契機に、人口減少社会における県内大学の生き残りのため『大学間連携の推進』を中心基軸に据え、14の教育機関が連携して以下の事業を行っています。

大学間連携の推進

1.単位互換(各大学で学ぶ学生が相互に授業を履修し単位を修得する)
2.FD・SD 事業(教育改善・質保証に向けた構成機関による共同実施)
3.高大連携授業(高校生向けに特別に企画された授業の提供)
4.学生交流支援事業(構成機関の学生による自主的活動の支援)
5.学際的研究プロジェクト(構成機関の研究者交流による研究)

詳しくは、こちらのページをご覧ください。

大学コンソーシアムあきた

TOPICS2

 令和2年1月25日(土)午後12時30分~午後4時、秋田市中通のカレッジプラザを会場に、秋田県内の学生による「学生交流フォーラム:ちいきとだんわとがくせいと」が開催されました。

このフォーラムは、秋田県内の高等教育機関等が参画して、高校生向けの高大連携授業 や 大学間の単位互換 等の事業を実施している団体「大学コンソーシアムあきた」が主催となり、秋田創生COC+協議会の後援のもと、地域交流活動やボランティア活動を行っている学生団体の活動の内容を地域の皆様に知ってもらうためのイベントとして、また、異なる大学に通う学生間の交流を一層促すことを主な目的として、本年度はじめて開催されました。

本学からは今回、以下の3つの学生団体が参加し、それぞれポスターセッションによる活動紹介や、活動内容を紹介するプレゼンテーションの発表等を行い、多くの来場者の関心を集めていました。

●赤十字防災ボランティアステーション
●RCRC Red Cross Relief Club
●赤十字奉仕団

学生交流フォーラム

TOPICS1

 令和元年10月12日(土)に秋田市中通のカレッジプラザ講堂において、第5回大学コンソーシアムあきた高等教育セミナーが行われました(主催:大学コンソーシアムあきた,世話人校:日本赤十字秋田看護大学・短期大学)。この日は台風19号接近により、秋田新幹線や一部の飛行機が運休するなど、交通機関にも影響が出ましたが、約50名の参加者にお集まりいただき、「学生エンゲージメント」をメインテーマに掲げて、予定どおり開催されました。

挨拶に続いて、京都大学高等教育研究開発推進センター准教授の山田 剛史氏による基調講演「大学における学生エンゲージメントと自立を促す支援としかけ」、続いて共通テーマ「正課内外で学生の主体性や自立を促す組織的な取り組み」 をキーワードに、大学コンソーシアムあきた構成機関の4つの大学の教員より、教育実践事例報告が行われました。

第5回大学コンソーシアムあきた高等教育セミナー

最後に発表者全員がパネルディスカッション形式で登壇し、フロアの参加者が質問や感想・意見などを各自のスマートフォンに表示した専用サイトから入力し、それらをリアルタイムでスクリーンに投影して登壇者が答えていくという、双方向の形式でディスカッションが実施されました。

参加者からは「何のための大学教育かについて改めて考える機会となった」「高等教育が抱える問題点に対するアプローチについて考えるきっかけになった」「各大学が、学生にとって魅力的な大学になるように、様々な取り組みを行っていることを知り、勉強になった」「ふだんは聞き慣れない“エンゲージメント”や、他大学の特徴について知ることが出来た」「リアルタイムで意見を吸い上げるツールを知り、さっそく自分の授業でも使ってみたい」など、これからの秋田県の高等教育の向上に向けて、とても意義のある内容として受け止められていることを、アンケートよりうかがい知ることができました。

第5回大学コンソーシアムあきた高等教育セミナー

関連リンク:「第5回大学コンソーシアムあきた高等教育セミナー」開催のお知らせ