[FD・SD]SD研修会「あなたは大丈夫?-キャンパスハラスメント-」を開催しました(2018/7/5)

 平成30年7月5日(木)16時より、公立大学法人秋田県立大学 教育本部キャリア支援チーム キャリアカウンセラーの 簾内聖子先生をお招きして、「あなたは大丈夫?-キャンパスハラスメント-」と題して、ハラスメント防止対策研修会を開催しました。今回は本学ハラスメント防止対策委員会とFD・SD委員会の共催で実施し、看護学部教員27名、介護福祉学科教員4名、事務職員16名、計47名が参加、教職員全体の参加率は63%でした。

 ハラスメントとは、人間としての尊厳を侵害する行為であり、人に対する思いやりと敬意を欠いた行為であり、他の者に肉体的、精神的な苦痛や困惑、不快感などを与えることです。その定義という観点では「いろいろな場面での『嫌がらせ、いじめ』であること、その種類は様々であり、他者に対する発言・行動等が、本人の意図には関係なく、相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり、不利益を与えたり、脅威を与えることとされます。

この研修会では、「ハラスメントとは」「セクハラについて」「アカハラについて」「パワハラについて」という各テーマのもと、大学で起こりがちな具体的な事例を交えて、講義をいただきました。

ハラスメント研修会

 次に「これはハラスメントだと思いますか?」と題して、教員と職員と学生が関係する「大学」という空間で発生しがちな、具体的な35のケースについて「そう思う」「思わない」から各自で考えて選択する、個人ワークを行いました。先生の示された正解は『35すべてのケースがハラスメントにあたる場合がある』というものでした。特に教員と学生、上司と部下などの関係においては、「正当な指導の範囲」か「ハラスメント」であるかは、裁判でも論点として問われる部分であり、自分の感覚や感情だけで決めることは避けるべきとのお話でした。

 もっとも重要なことは、相手がどのように感じ考えるかは個人によって違うため、この点を充分認識して行動する必要がある、ある人は「こんなものはハラスメントは言えない」と判断しても、相手がどう感じるかは個人によって違うため、ハラスメントにあたる・あたらないを一方的に判断することは危険であることを、充分に認識するべきであるというお話が印象に残りました。

 本学ではハラスメント相談員の制度を設けていますが、これまで相談員に対する特別な研修は行っていませんでした。簾内先生は、社会におけるハラスメントのケースや解釈は日々変化しているので、ハラスメントのない大学にするためには、今回のような教職員全体の研修とは別に、実際にハラスメントの相談にあたる教職員の研修、ハラスメント事案の調査や調停にあたる教職員の研修など、対象者を絞った密度の濃い研修を実施していく必要があるとのお話でした。

本学のハラスメント防止への取り組み