FD研修会:「アセスメント・ポリシーを踏まえた成績評価の実施について」(2019.5.9)

アセスメント・ポリシー

 2019年5月9日(木)にFD研修会「アセスメント・ポリシーを踏まえた成績評価の実施について」を開催しました。この研修会は個々の教員が、アセスメント・ポリシーに基づく教育課程レベル及び授業科目レベルの学修成果の評価・検証の仕組み等の理解を深め、 適切な成績評価の実施を促すもの等を内容として、4月から新しい顔ぶれとなった看護学部長・介護福祉学科長・大学院看護学研究科長より、それぞれ発表と説明が実施されました。

 アセスメント・ポリシーとは、「学生の学修成果の評価(アセスメント)について、その目的、達成すべき質的水準及び具体的実施方法などについて定めた学内の方針。」(質的転換答申※1)とされています。そしてこの答申では、「成果の評価に当たっては、学修時間の把握といった学修行動調査やアセスメント・テスト(学修到達度調査)、 ルーブリック、学修ポートフォリオ等、どのような具体的な測定手法を用いたかを併せて明確にすることを求めています。

 本学では現在、学生の学修成果の評価(アセスメント)について、目的や達成すべき質的水準と評価の実施方法等について、機関レベル・教育課程レベル・授業科目レベルの3段階で定めています。今後、グランドデザイン答申※2において言及された「教学マネジメントに係る指針」(各大学における取組に際してどのような点に留意しどのような点から充実を図っていくべきかなどを網羅的にまとめたもの)の公表を受けて、教学面での改善・改革に係る取組を促してまいります。

※1 平成24年8月28日 中央教育審議会答申「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて~生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ~」
※2 平成30年11月26日の中央教育審議会答申「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン」