2021年7月1日(木)、秋田県立大学システム科学技術学部経営システム工学科教授で、本学の看護学部でも非常勤講師として授業をご担当いただいている 木村寛(きむらゆたか)先生を講師にお迎えして、「数理・データサイエンスの社会への応用」と題したFD研修会を開催しました。
本研修会は、数理・データサイエンス・AIと社会とのつながりについて教えることができる教員を養成するためのFDとして、昨年度より企画・実施しているものです。「数理・データサイエンス」は、数学の理論、統計と情報技術を組み合わせることによって、社会にあふれるデータを読み解き、あらゆる学問や産業分野における、課題発見や課題解決だけでなく、新しい価値を創造することを志向するもので、こうした社会で活躍できる人材の育成をめざして文部科学省では、大学における数理・データサイエンス教育を推進する施策を打ち出しています。
今回は感染拡大予防に配慮して、木村寛先生の秋田県立大学本荘キャンパスから、Zoom配信によるオンラインで開催されましたが、教職員それぞれのパソコンから視聴ができるため、これまでの対面による研修会と比較しても全く遜色のない、高い研修効果を得ることができました。
参加者のアンケート結果でも、「身近な事例でご説明いただき、数理と社会とのつながりがイメージできました。」「 説明が必要な部分はホワイトボードに書くなど工夫をしていただき、理解しやすかったです。」「事例がわかりやすく、数理の効力を理解できました。」「とても分かりやすい講義でした。看護師の勤務表の内容に興味を持ちました。」「社会の様々な場面で数理データが応用されていることが分かり、非常に有意義な研修会でした。」など、たいへん好評であったことがうかがえました。