名称変更の内容
日本赤十字秋田看護大学 ▶ 日本赤十字東北看護大学
Japanese Red Cross Tohoku College of Nursing
日本赤十字秋田短期大学 ▶ 日本赤十字東北看護大学介護福祉短期大学部
Japanese Red Cross Tohoku Junior College of Nursing
of Care and Welfare
名称変更の時期(予定)
令和7年4月1日
【学長メッセージ】
日頃より、本学の教育等に関して、ご理解とご協力をいただきありがとうございます。
本学は、赤十字の基本理念である「人道」を建学の精神として、秋田赤十字看護専門学校を受け継いだ短期大学(看護学科及び介護福祉学科)が1996年4月に開設し、2009年4月には看護学科を改組転換した4年制大学が開学して、現在の秋田キャンパスの形態となりました。学校法人日本赤十字学園は、全国を、北海道、東北、関東、中部、中国・四国、九州の6ブロックに分け、6つの看護大学と1つの介護福祉の短期大学を有しています。
本学は、開学時より東北地方で唯一の赤十字の看護大学です。この度、そのことをより明確にするために、大学名称の「秋田」を「東北」に変更し、東北の赤十字病院等との教育連携や社会貢献活動、入学者確保のための広報活動等を、積極的に展開していく所存です。また、日本赤十字秋田短期大学は、同一キャンパス内の看護大学との一体的教育活動を明確化するため、看護大学の短期大学部として位置付けるとともに、介護福祉系の短期大学であることが、容易に認識できる名称に変更しました。
現在、Society 5.0の社会が進展し、日本の総人口が減少の局面に転じる状況において、文部科学省が「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン」を策定したことから、本学においても、2040年を見据えて地域の特性を踏まえたグランドデザインを策定しました。
本学のグランドデザインの骨子は、グローバルかつローカルな視点を有し、高齢社会で発生する課題や近年多発している災害など、様々な地域の課題の解決に積極的に参画していくことのできる人材の育成です。特に、本学の教育目的である「“生きる”を支える」の人材育成をより強化することを目的に、令和6年度より「赤十字マイスター認定制度」を創設しました。本学の学生は災害救護ボランティア活動への参加、赤十字救急法の受講等、課外活動も積極的に行っています。それらを「見える化」した形にして、学修の成果の1つとして認定していこうとするものです。
また、本学では、看護師、保健師、介護福祉士のほか養護教諭、大学院における助産師の育成など、子どもの成長にかかわる人材も養成しています。さらなる教育の質を高め、次世代を担う子どもの健全な育成にも貢献できるものと考えています。
大学の名称の変更により、本学の役割をより一層自覚し、特に、所在地である秋田県においては、数少ない保健・福祉系の高等教育機関として、地域から必要とされる赤十字の看護職・介護職の養成に、努めてまいりたいと思います。
今後とも、ご協力とご支援をいただけますようお願い申し上げます。
学長 原 玲子