養護教諭一種課程の第1期生が巣立ちました(2022.3.10)

 本年3月10日(木)の学位記授与式(卒業式)では看護学部において、養護教諭(いわゆる〝保健室の先生〟)一種免許状の教職課程を履修し、秋田県教育委員会より教員免許状を交付された第1期生13名も学び舎から巣立ちました。

学位記授与式に引き続いて行われた養護教諭一種免許状交付式を終えて

 看護学部では、2018(平成30)年度の入学者から、卒業に必要な看護師の教育課程に加えて、養護教諭の教職課程を履修し、所定の単位を修得することにより、卒業と同時に「看護師国家試験受験資格」とともに「養護教諭一種免許状」の取得が可能になりました。養護教諭教育課程の履修者は看護師国家試験の結果にかかわらず、都道府県教育委員会等の教員採用試験を受けて、合格すれば「養護教諭」として働くことができます。

 教職課程における教職や専門科目、養護実習等の学びでは、「豊かな人間性」を育むことを大切にしています。また、教員採用試験対策では、3年次の12月から3月にかけて、教職、専門、一般教養、論作文、面接指導と対策を積み重ね、7月下旬に行われる採用試験に備えました。今年度は養護教諭一種課程の1期生として、初めての教員採用試験に臨み、13名中5名の学生が教員採用試験に合格することができました。この春から養護教諭としての第一歩を踏み出します。これからも、「人道」を教育理念の柱に掲げる本学において、看護の学びを強みとして、学校教育現場で頼りとされる養護教諭の育成に努めて参ります。

養護教諭の養成(一種・二種免許状) 日本赤十字秋田看護大学