共に新しい歴史の1頁を綴れることを楽しみにしています

看護学部長

教授 高田 由美

看護学部長 高田 由美

 このページを訪れてくれた皆さんへ

 日本赤十字秋田看護大学のホームページを訪れていただき、ありがとうございます!
 本学の沿革は1896年、東北地方でも早くから看護師の育成を始め、これまで学生と教職員が共に歩み続けてきた長い歴史と伝統のある大学です。本学は東北6県の一つ、日本海に沈む夕陽、四季折々の自然の風景がとても美しい街、秋田県秋田市にあります。県内には芭蕉が訪ねた最北の地・象潟、日本一深い湖・田沢湖、大晦日のナマハゲで知られる男鹿半島などの観光地、そして数多くの温泉や自然の恵みがあります。この地における学生生活は、皆さんの人生にどのような意味をもたらしてくれるでしょうか。

 さて、看護はもともと私たちの生活の一部に組み込まれていましたが、19世紀に一つの職業として独立した歴史的背景があります。この歴史を振り返ると、看護学を学ぶうえで、1人の人間として生活を営むことができることは非常に重要であるといえます。誰しもが自分の理想とする生活を生き生きと過ごしたいと考えています。この理想を実現するためには、生活の中で遭遇する課題に気づき、あらゆる解決策を考えぬいて行動することが求められます。 世の中にはいくら考えても解決策が見つからないこともあります。今、私たちが直面しているCOVID-19の脅威に対する抜本的な解決策が見つからないことが良い例でしょう。同じように、本学で学生生活を送るなかで考えてもすぐに解決策が見つからない場面もきっとあることでしょう。そうしたときに、長い歴史と伝統で育まれた本学の教育資源は、皆さんに大いなる知恵を与えてくれることと思います。

 過去の歴史を尊重しつつ、皆さんと共に新しい歴史の1頁を綴れることを楽しみにしております。